先日、国際歯周内科学研究会の秋季カンファレンスに参加した事を書きました。

 当院では、位相差顕微鏡を使用してお口の中の細菌を調べて歯周病の治療を

  行っています。人間の口の中には300~500種類の細菌がいると言われています。

  その内の数種類の細菌が歯周病の原因になっています。

  今まで、当院は患者様に徹底して歯を磨く事を指導して参りました。

 場合によっては、歯茎を切って開いて掃除をするという外科的な治療も行っていました。 

 しかし、それだけではなかなかお口の中の状態が良くならない方がいました。

  7年ほど前、歯周内科治療と出会い衝撃を受けました。

  今までなかなか良くならなかった歯周病の方がこの治療法で劇的に良くなるという

  結果が何人も見受けられました。(全ての方が治るわけではありません)

 最近では、歯周病が年配者の誤嚥性肺炎・血管系の病気・心臓の病気・糖尿病

  ・低体重児出産などに関わっているのではという事がわかってきました。

  そういう意味では、益々医科の先生方との連携(研究)が必要になって

  くるのではないでしょうか?

 
 歯周病は細菌が原因と申し上げました。そして、細菌が原因という事は感染するという事です。

  できればご夫婦・ご家族でご一緒に検査することをおすすめいたします。

    2010.10.28     院 長

おおば歯科クリニック