最近よく聞くセルフホワイトニングと歯科医院でのホワイトニングの違いについて
こんにちは!おおば歯科クリニックスタッフです。
今回は患者様からよくご質問いただく
セルフホワイトニングと歯医者で行うホワイトニングの違いをお話ししたいと思います。
まずセルフホワイトニングとは
最近よく耳にするホワイトニングサロンや専門店などで
店員さんから説明を受けて自分自身でホワイトニングの施術を行うものになります。
医療行為に当たらないホワイトニング方法となります。
価格の相場は1回2千円~5千円前後と比較的安価であることが特徴です。
そこで、セルフホワイトニングと医療ホワイトニングには違いがあります。
一番大きな違いはホワイトニングの薬剤である「過酸化水素」を使用できるか・できないかという点です。
「過酸化水素」という言葉に聞き慣れない方も多いと思いますが、わかりやすく言うとオキシドールの濃いものです。(オキシドールは2.5%~3.5%過酸化水素の事を指します)
過酸化水素には〈殺菌・漂白〉作用があるため、傷口の消毒や衣料用漂白などにも利用されています。
歯のホワイトニングの場合は〈30%程度の、高濃度の過酸化水素〉を利用しますが、この濃度の過酸化水素は劇物に当たります。歯に用いる場合、用法を間違うと危険なため「歯科医師もしくは歯科医師の指導の下歯科衛生士が処置すること」と薬事法で決められています。
そのため、「過酸化水素」を利用したホワイトニングは歯科医師・歯科衛生士の有資格者でないと行えないという事になります。
過酸化水素を利用しない方法であるセルフホワイトニングでは、表面の汚れを落とすということにとどまるため、本来の色より白くする事はできません。
そのためホワイトニング効果を得られにくいというデメリットが挙げられます。
表面の汚れを落とすだけでなく「本来の色以上に白くしたい」という方には、一般歯科医院やホワイトニング専門医院で行う過酸化水素を利用する医療ホワイトニングがおすすめです。
また、歯科医院でホワイトニングするメリットは歯科医師、歯科衛生士が事前にお口の中の状態を確認してから始めることができるので安心して行えます。
以前にもブログで紹介させていただいたように歯科医院でのホワイトニング方法にも種類があるため、
その方に合わせた提案ができるもの1つポイントになるかと思います。
まとめると
セルフホワイトニングのメリット
●手軽に挑戦できる●費用を抑えることができる●低濃度の薬液を使用するので痛みなどのトラブルが少ない
セルフホワイトニングのデメリット
●歯の着色の種類によっては効果がない●すでに白い歯の方は効果が出ない●自分自身で行うため色むらや失敗の心配がある●過酸化水素が使用できないため白くなりにくい
となります。せっかくやったのに白くならなかった、、、とお声を聞くことがよくあります。
しっかり白くしたい方など効果を求めている方にはあまり向いていないかもしれません
当院では、患者様により安心してホワイトニングを受けていただくために
日本歯科審美学会のホワイトニングコーディネーターの資格を持つ歯科衛生士も在籍していますので、いつでも相談いただけたらと思います。
ぜひご自分に合った、無理や無駄のない方法でホワイトニングに挑戦してみてくださいね。