こんにちは!歯科医師の大場です!

 

今回は前回セラミックのお話しをしましたが

それに関連してその被せ物の治療の一環として

歯の型取りを行うのですが

そこに焦点を絞ってお話ししていきたいと思います。

 

まず虫歯が大きく、歯を削ってしまった量が大きい場合に

その歯の強度を補うために

補綴治療(被せ物)を行います。

 

その被せ物自体は我々がポンとその場で

出せるものではなく

 

歯科技工士さんがものすごく精度の高いものを

模型上にて作成してくれているのです!

 

ここで大事になってくるのは

もちろんその被せ物を作っていただく歯科技工士さん

の腕です。

 

さらにその前の私たち歯科医院での

患者さんのお口の中の状況を

正確に技工士さんに伝達するのがものすごく大切で

難しい仕事になってきます。

 

それが歯の型取りという治療です。

 

専門用語で言いますと

 

印象採得という過程になります。

 

これは虫歯をきちんと取り終えた後

 

被せ物が入る適正な形づくり(支台歯形成)をし

ここも本当に技術が入ります、、、、、

 

その状態を適切に被せ物を作る模型を作るために

歯の型取りを行います。

 

これは体験したことがある方もいらっしゃるかもしれませんが

 

基本的にトレーに粘土のような印象材料をもり

それを患者様のお口の中に入れて

その印象材料が固めるのを待ちます。

ここが非常に苦痛で、、、

私自身もやられたことがあるのですが、

割と苦しいです。

 

それが固まったら外して

 

その粘土の材料に石膏を流し込み

その石膏が固まるのを待ちます。

イメージでいうと、チョコレートの型みたいなのに

あったかいチョコを流し

冷蔵庫にて固まるのを待てばその型通りのチョコができるみたいな

イメージです。

 

そしてその石膏模型が患者さんの支台歯形成された

歯の状況が再現されているので

この模型を歯科技工士さんに送り

 

その模型上で被せ物を作っていただいているのです。

 

これには本当に手間暇がかけられているのです。

 

そしてセラミックと保険の被せ物では

ここの歯形どりの粘土の材料だったりが違ってきます。

 

そこにも被せ物の精度の差の関係出てくるのです。

 

セラミックは非常に正確な材料により歯形どりを行うことができます。

なので虫歯になりにくい環境を作ることが可能です。

 

もし被せ物の治療でお悩みの方がいれば

当院に一度ご相談にいらしてください。

 

 

おおば歯科クリニック