歯周基本治療の1つSRP
こんにちは!大場 優です!
今回は散々お話ししている歯周病の治療の中のスタートである
歯周基本治療についてお話ししていきたいと思います。
歯周基本治療は歯周病の治療の1番初めに行うもので、プラークコントロール(歯ブラシ)の改善、歯石の除去、虫歯の治療、抜歯、歯列矯正などもあります。
歯周基本治療の目的は、急性症状の緩和・炎症の軽減・原因の除去・歯周疾患の進行停止などである。
以前にもお話ししているように、歯周病の原因は歯周病の菌によるものです。
そして歯周病の菌が住みにくい環境を作っていくことが歯周病の治療になってきます。
そこで菌はどこを好むかというと、磨き残しである歯垢が固まってしまったり、歯の根にこびりついている歯石というところです!
なので初期治療のメインはその歯石をとっていくことがメインになっていきます!
それがSC/RP(スケーリングルートプレーニング)という治療です。
具体的には、スケーリングとは歯肉の上に見えている歯石(歯肉縁上歯石)、SRPとは歯肉の中の歯根にこびりついている歯石(歯肉縁下歯石)の除去になります。
超音波スケーラーや、ハンドスケーラーという刃状のものを用いて歯石をとっていき、凸凹になった歯根の表面を滑らかにしていくことで再度歯石がつきにくい状態にしていきます。
特に厄介なのが歯肉縁下歯石で、かなり頑丈にこびりついてるのと、歯肉の中なのでレントゲン等で確認しますが、盲目的な状態で行うのでかなり難しい治療となります。
この初期治療で活躍するのが歯科衛生士になります。
当院ではこの初期治療のメインは衛生士がになっていきます。
患者さんの状況にあった治療をしっかりと考え、その人にあったペースで治療を提案していきます!
当院の衛生士は拡大鏡もつけながら治療しているのでかなり細かい治療になっています。また勉強会等にも参加しているので、安心して初期治療を任せています。
どうしても重度の歯周病の場合は歯周ポケットが残存してしまうので、歯周外科の必要性がでて、そのあとはドクターが責任持って治療に臨みます。
ここの治療に関してはここの患者さんごとに打ち合わせをしております。
当院では希望された方には、まず衛生士の方から歯周病について知っていただきたので、歯周病とはどんなものなのか。どういった治療をしていくのか説明の時間を設けています。
もしご自身で歯周病が気になるかたは、1度当院にご相談にいらしてください。