インプラントについて2
先日のブログの続きですが、①の恐怖心を煽る内容についてです。
インプラントの手術によって腫れが治まらない・神経の痺れが残る・痛みが
引かない等々。苦情が多数寄せられている。だからインプラントは危険
である。という論調でした。
私自身インプラントをやっていて感じる事は、どんな医療行為
(歯科治療)にも必ずリスクはあるという事です。そのリスクをいかに回避
するか?それが診断の重要性そして決断力であると思います。
確かに自身の技術力のアップに取り組む事は当然の事ですが、自分の
力量も正確に知らなくてはならないと思います。
自分でできるのか?それとも大学病院等の専門機関に紹介するのか?
等々。この判断も大事だと思います。
よく、CTがない所でインプラントをやるのは危険だ。という事を仰る先生
がおられるようですが、それではCTは100%正しいのでしょうか?誤差は無い
のでしょうか?そして、CTで診断してその通りインプラントを埋入する事が100
%できるのでしょうか?人間は機械ではありません。確かにリスクもあります。
そういう意味ではCTはあった方が良いのかもしれません。
しかし、先ほど申し上げた通りそれで100%完璧という事はありえないのです。
では、どうすれば良いのでしょうか?診断能力を高め、知識・技術力を高める
事も重要でしょう。その上で、患者様とドクターとの信頼関係になってくるのでは
ないでしょうか?
人間が人間を治療するわけです。お互いの信頼関係こそ最も大事な事になって
くるのではないでしょうか?
続く・・・。
2012.2.13 院 長