インプラントの症例
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上の写真は、53歳男性の症例です。
左側の上下が術前、右側が術後の口腔内写真とレントゲンです。
ご覧のように前歯のブリッジの表側は歯肉も骨も吸収して下がっています。
この方は、私が手掛けたインプラントの中で一番難しい症例でした。
本来であれば骨を移植してきて半年ぐらいして土台の骨をしっかりと
させてから手術をするのが普通の方法です。
しかし、骨の移植をするには多額の費用と身体に対する負担が大きい
と判断し抜歯即時植立(埋入)という方法で行いました。
歯肉を切開し抜歯して残った骨は非常に薄く当院で使用している
インプラントの一番細いインプラントを植立した時点で一本は揺れて
いる状態でした。この細いインプラントを2本と通常の太さを1本の
合計3本植立しました。4ヶ月後骨にインプラントが結合するのを待って
最終的な冠(セラミック)を入れたのが右上の写真です。
インプラントの専門家の方からすると歯肉の形が悪いとか御批判も
あるかと思います(そのような方はこのブログなんか見ていない
でしょうけど・・・)がこの方には大変喜んで頂きました。
皆様、いかがでしょうか?
少しずつ色々な症例を紹介していきたいと思います。
2014.2.22
おおば歯科クリニック
大場 敏男
049(281)7880