こんにちは!坂戸のおおば歯科クリニックの大場です。

今回はインプラント治療におけるリスク因子についてお話しします。

 

インプラント治療を行うにあたり

口の中の状況(歯の状態、インプラントを埋入する骨の状態)を

確認することは当たり前のことですが

他にも注意すべき点があります。

 

今回はポイントに絞って話していきます。

① タバコ

喫煙はインプラントの生存率に大きく関わってきます。喫煙者と非喫煙者でインプラントの成功率を比較した研究では優位差がある研究が多く出てきています。ただし術前術後の禁煙プログラムを正しく実施することでインプラント治療も可能になってきます。

 

② 糖尿病

糖尿病の方は、感染面、傷の治りが遅いなどの

健常者との差はありますが、基本的にはきちんとコントロールされている方、

歯ブラシができている、定期検診にも通院できる方ならばインプラント治療は可能です。

ただし目安としてHbA1c8.0を超えている方は医科との連携、より厳密な管理が必要にはなってきます。

 

③骨粗鬆症の治療をしている方

骨粗鬆症や悪性腫瘍の治療をされている場合に

ビスホスホネート製剤を使用している方は外科処置の際に注意が必要になります。

医科との連携を図り、休薬の対応や、場合によっては大学病院での処置が必要になることもあります。

 

④歯周病の既往がある方

インプラントと歯周病は密接に関係しています。

歯周病のある方は、まず歯周病の治療を行い

コントロールできてからインプラント治療を開始する方が望ましいです。

 

⑤歯軋りの強い方

歯軋りがある方で、さらに歯ブラシができていない方は

インプラントのリスクにつながると言われています。

 

細かい部分では他にもありますが

メインのリスクになる部分は上記になります。

 

インプラント治療は

歯がない部分に対しての治療では

すごく力を発揮し、メリットも多い治療になります。

ただここのリスク管理ができていないと

インプラントも長持ちしませんし、

何かしらの問題が生じてくることもあります。

 

ここをしっかり管理してくれるクリニックで診てもらうことをお勧めします。

 

 

 

 

おおば歯科クリニック