こんにちは!歯科医師の大場です!

 

今回はインプラント治療が

生活習慣病の発症、重症化予防につながるという

テーマでお話していきます。

 

インプラント治療というと

痛そう

大変そうというイメージが強いですが

 

当院では歯科用CTを導入したり

口腔内のデジタルスキャナーを活用し

骨の診断をしっかりすることや

オペ時にもデジタルガイドを用いることで

なるべく痛み、侵襲を少なくする配慮を

しています!

 

少し話が逸れてしまいましたが

 

インプラント治療の最大のメリットは

入れ歯とかに比べて、自分の歯と

似たような感覚で食事をすることが

できることです!

 

そこでさらにその先に踏み込んでいくと

インプラント治療をすることで

生活習慣病の発症予防、重症化予防に

繋がっていくのです。

 

近年、少子高齢化の流れが進み

健康寿命延伸が緊急の課題となってきています。

 

ここに関わってくるのが食事の問題で

インプラントでしっかりと食事が健康的に取れることで

低栄養の防止

プレフレイル、フレイルの予防

機能低下の予防などの役割を担っています。

 

患者さんの栄養状態の改善が健康増進効果に

繋がっていくのです。

 

具体例を挙げると

もし例えば奥歯が失われてしまった場合

咀嚼機能が低下し、バランス栄養食の摂取量が

減少し、糖質の多い食事(高カロリー低栄養食)

の摂取量が増えます。こういった食事は軟性食材であり

嚥下もしやすいので食事の時間が短くなり

過食になりやすかったりします。そのことで

ブドウ糖負荷が増加し、糖質代謝を悪化させて

食後高血糖になり糖尿病やメタボリック症候群につながります。

 

 

また入れ歯では、咀嚼力が足りないため

肉類、食物繊維を多く含む野菜類が摂取しずらいので

タンパク質、ビタミン、ミネラル低栄養の状態に陥りやすくなります。

こういった状態が続くと、骨縁下量の低下や骨格筋減少症(

サルコベニア)などにつながります。

 

高齢者のフレイルの原因の一部として、初めに咀嚼機能

の低下(口腔機能低下症)すなわちオーラルフレイルの状態

になり、サルコペニアを経由してフレイルの発症ー余命短縮

という流れが多くなっています。

 

以上のことから歯が抜けてしまった方には

インプラントが入ることにより食事がしっかりと取れることで

栄養状態を改善することができ、全身の生活習慣病の予防

重症化の予防に繋がっていくことがわかります。

 

さらに細く言えば

ただ単にインプラント治療が終わりましたねー

噛めますよ。で終わりではなくて

 

治療中から終わったあとも

保健指導で理想的な食生活を管理していくということも

重要になってきます。

 

当院でも最近食生活に関しても

定期検診などで患者さんからどのような

食生活をとっているかを確認し

栄養管理にも取り組み始めました。

 

おおば歯科では

お口の健康から全身の健康を管理していくことを

日々の臨床にて取り組んでいます。

 

もしインプラント治療、生活習慣、食生活などで

お悩みがあれば当院に1度ご相談にいらしてください。

 

おおば歯科クリニック