歯の予防医療が体の予防につながる
こんにちは！歯科医師の大場です！
今回は歯医者での予防の考えについてお話ししていきたいと思います。
近年、歯科医療の分野でも予防の概念が発達してきました。
一昔前でしたら、歯医者というものは歯が痛くなったらいく
歯に穴が空いたら行くという認識が一般的でした。
ただそういった認識でいたためにどんどんお口の中の状況が改善していくどころか
悪化していってしまうということが起きてしまうことがあります。
そういった状況を改善するために
治療の前に予防いう認識を持とうという考えかたが大分普及してきました。
では具体的に歯科の分野における予防とはなんなのか？
まず１番大切なことが患者さん本人が歯を大切にするという意識を持つことです。
マインド的な話？？？と思ったかもしれませんが
当たり前のように思うかもしれませんが、ここが日本の方にとって１番かけている部分です。
日本では医療の分野では保険制度がととのっているので
非常に安価に治療を受けることができます。
これはいいことでもあり、悪い面もあります。
治療費が海外に比べ、安く済むために
虫歯になったら行けばいいやという考えかたが当たり前になっている方が多いのです。
アメリカなどでは、虫歯を治療するのに保険制度は基本ないので
何万円も払うことが当たり前になっているので
逆にいうと、歯のケア、予防の概念が身についている方が多いのです。
多くの方が治療のならないために一生懸命予防を頑張るのです。
もちろん治療費の面だけでなく、医学的にもメリットは大きいです。
歯はこのブログでも何度も申し上げてきましたが
治療すればするほど、削れば削った分だけ寿命が縮んでしまいます。
なのでなるべく治療はしない方がいいのです。
またご自身の歯が健康でいることによって
糖尿病や高血圧疾患などの全身疾患の予防にもつながると最近では言われ始めています。
自分の歯でご飯を噛むことで脳に刺激がいき、認知症の予防にもつながるとも言われます。
なのでまずは毎日のセルフケア（歯ブラシや歯間ブラシ、洗口剤など）を徹底的に頑張っていただき
どうしても難しい部分や、歯ブラシができているかどうかの確認で
歯医者に定期検診に行くということが本当に将来の体のためにも大事なことなのです。
歯医者だけが医療機関の中でも健康な人が通うべき唯一の場所なのです！！
当院では予防にも重きを置いています。そして歯科治療そのものも予防という土台ができてから行うという形で毎日の臨床にスタッフ一同で取り組んでいます！
ぜひ歯のことでお悩みがあれば１度当院にご相談にいらしてください。