治療計画の重要性について
こんにちは!歯科医師の大場です!
今回は治療計画というテーマでお話ししたいと思います。
以前にもおはなししたかもしれませんが、2024年の年初めから
治療計画に関しての勉強会に参加し、改めてその重要性についた考えることができたので
今回はお話ししていきたいと思います。
今回は福岡にてDSJ(デンタル スクウェア ジャパン)というスタディグループのセミナーを受講してきました。
そのコースの一つである治療計画について、今までもたててきた部分ではありますが
今1度頭を整理したく参加を決めました。
このコースはアメリカの大学を出て、アメリカの補綴学の専門医の資格を持つ土屋先生、木戸先生を
中心に治療計画について学ぶというコースでした。
アメリカでは歯科も医科と同じように
各分野の専門医がそれぞれの分野の治療を担当して
協力しあって治療を進めていくことが多いです。
その中でも補綴科は治療計画を立てるメインの先生になります。
補綴科とは被せ物や入れ歯、インプラントの上の被せ物だったりを治療していきます。
歯科治療は最終的にはバランス良く噛める、自然な歯並びということが
ゴールになってくるので、この補綴科の先生が主に治療計画をたてていくことになります。
その補綴科の先生から直接治療計画について学べるということで
この4ヶ月間は非常に有意義な時間を過ごすことができました。
改めて自分の知識の整理に繋がりましたし、新たな考え方も知ることもできました。
簡単に内容をお話しすると
どこか1本の歯だけに注目するのではなく、お口全体、顔全体で治療を考えていきましょうという考え方になります。
どうしても日本ではこの考え方が浸透していないことが多く感じます。
もちろん日本でも口全体のバランスを見てやられている先生も多くいます。
ただなぜ少なく感じてしまうかというと
日本の保険のシステム上、こういった口全体を見る治療自体がないのです。
なのでいい治療を提供したいと考えてしまうと
どうしても自費診療になってしまうのです。だから歯科では自費診療という分野が多くなってしまうのだと思います。
当院でもなるべく自分自身が受けたい治療、自分の家族に受けさせたい治療を提供したいと考えているので
どうしても自費診療をお勧めすることになってしまいます。
そしてなるべくみなさんが治療に納得していただけるように説明にも力を入れています。
もちろん人生にはいろいろなタイミングがあるので
全員が受けれるわけではありません。
ただもし現状歯でお困りごとがあったり、しっかりと解決したいというお考えがあれば
1度当院にご相談にいらしてください。