デジタル歯科と相性のいいマウスピース矯正
こんにちは!歯科医師の大場です!
今年も割とこのブログも継続していけたと思います。
おそらくこのブログが2023年最後になると思います。
今回のテーマは引き続きデジタル歯科診療です!
デジタル歯科と相性がいいのが
当院でも長年力を入れているマウスピース矯正です!
去年当院でもsirona社のプライムスキャンを導入して以来
矯正患者さんの歯型の型取り方法がまず変わりました。
以前は昔ながらのアルジネート印象剤という粘土のようなものを
口の中に専用のトレーと一緒に入れて固まるまで待ち
そのとった歯型に石膏を流して模型に起こしていました。
この工程がガラリと変わり
口の中の歯型どりを口腔内スキャナーで撮影し
そのデジタルデータを元にマウスピース専門の技工所と連携をとり
そのデジタルデータを用いて歯の動かし方をシミュレーションし
マウスピースを作成するようになりました!
ここで矯正治療における口腔内スキャナー(IOS)を使用するメリットデメリットを挙げます。
メリット
- 患者さんの歯型どりの負担、不快感が減少
- 技工所との連携がスムーズに
- デジタルデータを用いて3Dプリンタで模型などを作るので誤差が少ない
デメリット
- 口腔内スキャナーの導入コスト
- デジタル歯科の術者の慣れ
- デジタルデータの破損
簡単にあげるとこのような形になります。
どんなことにもメリットデメリットはあり
それを天秤にかけて物事を進めますが
当院のマウスピース治療に関してはやはり口腔内スキャナーを導入して
よかったなと考えております。
まだまだデジタル歯科も未知な部分もあり
どんどん新たな技術が出てきているので
2024年も引き続き、おおば歯科クリニック全体で
より一層患者さんに良い治療が提供できるように
日々努力していきたいと思います!
今年もありがとうございました。
また来年からもよろしくお願いいたします。
少し早いですが、良いお年を。