被せ物の治療の前にいっぱい削っているのはなぜ？（支台歯形成）
こんにちは！歯科医師の大場です！
今回は専門用語で言うと支台歯形成という内容で
お話ししていきます！
よく歯医者で被せ物の治療になりますと言われた後に
なんかいっぱい歯を削られてることを経験したことありませんか？
で、そのあと仮歯を作りますとか
歯型を取りますねーみたい流れも経験したと思います。
今日は実際どんなことをやっているのかを軽くお話しします。
結構映像を見るとわかりやすいので
もし興味のある方はyoutubeとかインスタで
支台歯形成 とか tooth preparation とか検索してみると
なかなかにマニアックな動画が出てくると思いますw
じゃあ実際に何をしているかと言いますと
虫歯で歯の大部分がもともとなくなってしまったので
歯の形や強度を取り戻すために
人工物の被せるタイプの歯みたいな形になってるものを
歯科技工士さんに作ってもらい、それをくっつけるのですが
その被せ物が入るスペースを削って作っているのです！
ここが歯科医師の正直腕の見せどころです！
隣の歯や、噛む相手の歯との関係、
均一な厚みになるように
取れにくいような角度を維持しながら
などなどいろんなことを意識しながらやっています！
若いころ本当にこの患者さん自身の口に中で
この支台歯形成を行うのが難しくて
ただ私自身この治療が好きだったのと
早くうまくなりたい思いが強かったので
毎日診療後に夜遅くまで残って模型を削って練習していました、、、、、
今となってはいい思い出ですが
実際の口の中は
唾液があったり、ほっぺたのお肉があったり
ベロが動いていたり
口が全然開かない人もいたり、、、、
患者さんも水がたまって、すっと口を開けていなくては
いけないので大変ですが
我々も結構大変なのです、、、まあそれが仕事なのですが。
流石に最近ではそこまで苦労せずに形成できますが
それでも難しいなーと思いながらやる時もあります。
そんなことを口の中の小さな歯に対して一生懸命やっています！
患者さんにきちんとした歯を入れたい
きちんとした被せ物で食事をしていただきたい
綺麗な前歯で笑ってほしいと言う思いで日々の診療にあたっているのです。
もし被せ物の治療でお悩みの方がいれば
ぜひ１度当院にご相談にいらしてください。
坂戸市北坂戸駅より徒歩１８分の歯医者
おおば歯科クリニック
埼玉県坂戸市上吉田２１０−１