高齢の方や全身疾患のある方の歯科治療
こんにちは!歯科医師の大場です。
今回は日本において高齢化社会という言葉を
よく聞くと思いますが
それに関連したお話しをしていきたいと思います。
おおば歯科も大変嬉しいことに
様々な年代のかたがクリニックに通っていただいております。
ただその中でも治療に際して細心の注意を
払わなくてはいけないのが
高齢の方の歯科治療になります。
歯科治療というものは、基本的に体の
負担がかかるものばかりです。
局所麻酔に始まり
歯を削る、歯を抜く、歯茎を切ったり
縫うこともあります。
そして大概の人はクリニックにくるだけで
多少の緊張やストレスもあり
血圧なども平常時よりも高くなることもあります。
なので当院では、やはり何かあったらでは遅いので
状況に応じては、体の負担が大きいと判断した場合は
大学病院を紹介させていただくこともあります。
大学病院ならば入院施設もあり、口腔外科の専門の先生が
しっかりと全身管理ができる環境で治療を行うことが可能です。
人によっては歯を抜くだけなのに大学病院に行かなくてはいけないの?
と思う方もいらっしゃると思いますが
やはりリスクはあるのです。
万が一なのか起きた時に大学病院ならすぐに対応できる環境にあるので
そこはご理解いただければと思います。
また糖尿病や、骨粗しょう症のお薬をのんでいる方などは
かかりつけの医科の先生に全身の状況や抜歯などの観血的処置が
当院で可能なのか、大学病院で処置した方がいいか
などの判断をお聞きすることもあります。
やはりお身体のことは医科の先生が専門なので
そこの連携をとることが非常に重要になってきます。
当院では患者様に安心して通っていただくために
もしかしたらお手間を取らしてしまうこともあるかも知れません。
ただ何かあったらでは遅いので
当院では地域医療に連携は徹底して行なっています。