こんにちは!歯科医師の大場です!

 

今回は前回神経の治療のお話をしましたが

やむを得ず神経をとってしまった後のお話をしていきたいと思います!

 

神経に虫歯菌が感染してしまったので、その中を

綺麗にするのが神経の治療になります。

神経である歯髄組織を綺麗に取ってしまったので

中が空洞になってしまっています。

これだとまた細菌が入ってきてしまうので

そこを封鎖するために根管充填という根管の中にガッタパーチャという

材料を入れて緊密に封鎖を試みます。

 

ガッタパーチャを根管の先にいれ、その上はまだ空洞になっているので

支台築造という治療になります。

この支台築造にはさまざまな選択肢があり

またお口のなかで直接行う場合や

1度歯型をとり、技工士に外注して作っていただく場合もあり

金属であるメタルコアだったり、今はファイバーコアという

材料のものが主流になってきます。

また虫歯で削る量によっては歯がだいぶ残っていて

強度が保ちそうな場合はこの築造も種類が異なってます。

 

この支台築造も歯の内部に関わるので

どれだけ緊密に封鎖ができるか

歯の強度を回復できるか

そこがこの治療のキーポイントになってきます。

 

そして治療を受ける際にご理解いただきたいのが

この材料自体が完全に硬化するまで時間がかかるので

治療の回数や時間がかかってしまいます。ここはご理解いただければ思います。

 

そしてこの支台築造で作ったコアという部分を形を作り

被せもののスペースを作り歯型をとって

いきます。

 

ここまでが神経をとった後の治療の内容になります。

どれだけ細菌が入りにくい状態を作れるかがキーポイントになります。

そこには非常に繊細な治療が必要なってきます。

また材料の選択も大事になってきます。

 

歯科治療にはこのようにさまざまな治療の選択肢があり

それぞれ長所と短所があります。またどのような環境下で治療を

受けれるかも大事です。

無菌的な状態で治療が行われているか、拡大視野のもと治療がなされているか

当院ではなるべく再治療にならないよう、その部分にも力を入れています。

 

もし治療法でお悩みの方は1度当院にご相談にいらしてください。

おおば歯科クリニック