こんにちは!歯科医師の大場 優です。

今回は歯周病の治療の一つである歯周組織再生療法についてお話しします。

 

以前のブログでも少しお話ししましたが

医科の分野では馴染みのある言葉ですが

歯科治療においても再生医療が存在します。

 

主に歯周病の治療において歯の周りの溶けてしまった骨を

再生させる治療と

インプラント治療のおいて、骨が足りない部分に対して

GBRという人工骨を用いて骨を作る治療があります。

 

今回は歯周病の分野に対してお話ししていきます。

 

歯周組織再生療法はわりと歴史がある治療で昔から

様々な研究がなされてきました。

 

現在日本においてよくみられ、言葉として出てくるのが

最近保険適応になりましたリグロスという薬剤を用いたもの

または保険適応外になりますエムドゲインというものを使用した治療があります。

 

リグロスは日本で開発され、まだ研究数も少ないのはありますが

保険診療で再生療法が適応されたのは非常に素晴らしいことだと思います。

海外では昔から歴史のあるエムドゲインが主流で症例数、研究数どちらもかなり信頼度があります。

 

どちらにも言えることですが、

大切なことは適応症例を見極めること、歯周初期治療が適切に行われていること、

患者さん自身の歯ブラシがきっちりできていることが重要です。

 

やはりどんな状況でも再生させることができるかと言ったら

そんなことはなく、適応症例が限られています。そこを見極めることのが

我々の1番大事な仕事になります。

そして初期治療も非常に重要で、ここがうまくいってないのに

再生のオペを行なっても決して成功することはないので

当院では歯科衛生士もルーペを用いて、拡大視野化での

初期治療にも力をいれています。

 

歯周病は積み重ねてきたものがあるので、どうしても治療期間が長くなってしまいます。

当院の歯科衛生士も非常に丁寧に初期治療を行なってくれたり、必要な方には

歯周外科のオペも行ったりするので1年や2年かかったりすることが多いです。

もちろん重症度によりますが。

なので本当に患者様自身の歯周病を治したいという気持ちが1番大事になってきます!

そして治療が完了した後も定期検診にしっかりと通っていただいて

再発を防ぐことも大事です。

もしご自身の歯でご飯をしっかり食べていきたい、歯を残したいという

お気持ちがある方は1度当院に検査にいらしてください。

 

坂戸市北坂戸駅より徒歩12分の歯医者

おおば歯科クリニック

埼玉県坂戸市上吉田210−1

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