こんにちは!歯科医師の大場です。

今回はみなさんに少し歯の細かいお話しをしていきたいと思います。

 

今パッと鏡越しとかで見える部分だったり、なんとなく

皆さんがイメージできる歯って白い部分だと思います。

 

その中がどんなことになっているかってお話し聞いたことありますか?

 

今日はそこの部分についてお話ししていきたいと思います。

 

歯は見えている白い部分のことをエナメル質といいます。

 

この部分は人間の組織の中で最も硬い組織であるので

なんでも堅いものが好きに噛めたり

虫歯にもすごく強かったりします。

 

この一つ内側が象牙質というものになります。

 

ここは少し色が茶色くなっていて

後で出てくる神経のところとエナメル質という固い部分をつなぐ

クッション的な役割も果たしてくれています。

 

ここには少し痛みを認識してくれる役割があるので

ここまで虫歯が進行してしまうと

冷たいものが沁みてきたりと自覚症状が出てきます。

 

逆に言えばエナメル質に少しかけたり、

穴が空いたぐらいではご自身では気づかないのです。

 

エナメル質内ぐらいの虫歯だったら簡単に処置が済んだりします。

 

なので冷たいものが染みたりとか、痛みが出てきたころには

だいぶ虫歯が進行しているんだと思ってください。

 

そうなってしまうと、治療も被せ物まで必要になったり

歯を残せなかったりと大事になってしまいます。

 

その次に象牙質の内側には歯髄という神経の部分が出てきます。

ここまで虫歯の菌が感染してしまうとズキズキ痛んできたり

神経を取らなくてはいけなくなってしまいます。

 

なるべく治療しないのが1番ですが

もし治療になってしまった場合には

このそれぞれの組織にあった治療が必要になってきます。

 

ここまで覚えている必要はないと思いますが

一つ豆知識として歯の内部構造を今回はお話しさせていただきました。

なんとなく今日歯を磨くときに鏡の前で意識してお口の中を見てみてください。

 

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