こんにちは!おおば歯科クリニックです

今回は虫歯予防に効果的なフッ素についてのお話です

歯磨き粉にも配合されているフッ素。

CMなどでもその名前を耳にしたことがある身近な存在ですが、

そもそも、フッ素とは何?と疑問に思う方もいるかと思います

▷フッ素てなに?

フッ化物はお茶、煮干し、昆布などのほとんどの食品に天然に含まれ、水道水や母乳にも含まれています。ビタミン類と同じ様に、毎日取らなければいけない必須の栄養素に位置付けられています。

歯科で使われているのはフッ素ではなく、フッ化ナトリウムと言われるものです。

フッ素は単体では気体の猛毒ですが歯科で使われているのはフッ素と呼びながら、厳密にはフッ化ナトリウムです。

フッ素とナトリウムがくっついたものであり、物質としては非常に安定しています。

 

▷フッ化物の働き

 

❶歯質の強化 耐酸性の向上

歯のエナメル質を構成するハイドロキシアパタイトの結晶性の改善

フルオロアパタイトの生成

再石灰化の促進

歯から溶け出したカルシウムやリンの再石灰化を促進させます。

歯の表面を酸にとけにくい性質に修復します。

 

❷酸産生の低下

細菌 酵素の作用の抑制

歯磨きで落としきれなかった歯垢(プラーク)が作るむし歯の原因菌の働きを弱め、歯垢(プラーク)が作る酸の量を抑えます。

むし歯予防に関する研究の中でも、最もエビデンスレベルが高い予防法です

 

▷フッ化物の種類

●フッ化ナトリウム

歯磨き粉の薬用成分として最もスタンダード。子供から高齢者まで幅広く使用されている

●モノフルオロリン酸ナトリウム

フッ素がイオン化しにくく血中に入り込みにくいため、他より毒性が低いと言える

3から5歳においては1000ppmが利用可能

●フッ化第一スズ

唾液中や歯垢の中の虫歯菌レベルが高い人に効果的。ただし、全てジェルタイプなので着色が起こる

 

▷効果的な使用方法

1 歯ブラシの回数を1日2回以上使用する

2 継続的に使用する

3 就寝前が効果的

 

▷年齢別の歯磨き粉の適切な分量

 

 

 

 

▷歯科医院での、フッ化物歯面塗布

歯科医院では、歯科医師または歯科衛生士によって歯にフッ素を塗布することができます。

そのフッ化物の濃度は、市販の歯磨き粉の約6~10倍になります

歯の生え始めの1才頃から定期的に年2~6回程度の塗布を受けると効果的です

歯の生え始めは、むし歯に狙われやすいため、生え初めの2、3年は繰り返し塗ってあげるのが大事です。

当院では、定期検診の際

ご希望の方にフッ素塗布を行なっております。

ここまでで、フッ素の効果についてお話させていただきました

フッ素には様々な効果があり、むし歯予防には効果的なものです。

 

ですが『フッ素を塗っているからむし歯にならない』わけでは決してありません

 

むし歯は色んな要因からなる生活習慣病なのです。

あくまでも、フッ素は虫歯予防のプラスアルファとして使用していただけるといいかと思います

おおば歯科クリニックでは

歯磨き粉の選び方や正しく効果的な使用方法など

患者様ごとに合わせたセルフケアをご提案させていただきます。

来院お待ちしております。

 

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