自分の親知らずを移植する?
こんにちは!勤務医の大場 優です!
今回は親知らずの移植についてお話ししたいと思います。
まず移植とは何ってお話しですよね、、、、、
前提として、違う部位の歯が虫歯が重度で残せないときに行う治療で
抜いた部分を補う治療は、インプラント、ブリッジ、入れ歯などがあります。
これにもう一つ選択肢として加わるのが親知らずの移植です!
抜かなくてはいけない歯を抜歯した部分に、自分の親知らずを移植する治療になります。
健康な親知らずだったりと色々条件はありますが、親知らずがあるならばやはり自分のであり組織なので、第1選択になると私は考えています。
ここで親知らずの移植に関してメリットデメリットをまとめたいと思います。
メリット
- 自分の歯なので生体適合性がいい
- 自分の歯の感覚で噛める
- 他の歯を削ったりしない
デメリット
- 外科処置
- 歯を抜く部分が2箇所になる
- 治療期間がブリッジや入れ歯よりは長い
最大のメリットは自分の歯ということだと思います!
やはりインプラントも欠損補綴(歯がないところの治療)の中で素晴らしい治療ですが
自分の歯には勝てません!
かなり条件はありますが、その条件を満たしているならば親知らずの移植という選択肢も考えてもいいと思います。
当院では移植の際にはなるべくCTを撮らせていただきしっかりと分析させていただいてオペに望みます。
なので、親知らずが綺麗に生えていて自分で歯ブラシがきちんと行えるならば親知らずは抜かずに取っておいてもいいと思います。
まあ他の歯を抜く予定がないひとは取っておく必要はないです、、、、、
メリットデメリットがあるので、そこを考慮して治療の方法を選ぶべきであり
当院ではそれをきちんと患者様本人に説明し、納得していただいた上で治療に入っていきます。
もし歯を抜かなくてはいけないと言われた方で、移植に興味のある方は当院に1度ご相談に来ていただけたらと思います。