歯周病の治療の続き
こんにちは!勤務医の大場 優です!
今回は前回のブログに引き続き、歯周病の治療に関してお話ししていきたいと思います。
前回は歯周病の原因から大まかな治療の考え方をお話しさせていただきました。
今回はもう少し具体的に、、、、じゃあ実際歯科医院にきて何をするのかをお話ししていきます。
まずは検査ですね。歯周ポケットという歯周病の進行度合いをまず検査していきます。
それにプラスして、レントゲンですね。パノラマレントゲン、デンタルレントゲンを14枚法。治療の結果で組織がどう変化していったのかを記録に撮りたいので口腔内写真も撮影します。
また必要に応じては治療が進んだ後に、のちにかく歯周組織再生療法を行う場合は、歯科用CTも撮影する時もあります。
その後、検査の結果から診査診断を行い、原因を考えて初期治療を初めていきます。
この初期治療には、歯石のお掃除はもちろん、虫歯治療や歯列矯正、保存不可能な歯の抜歯、不適合修復物(適合があってない被せ物)の除去し仮歯にしたりするのも含まれます。
この間はもちろん常に歯ブラシの状態は確認していきます。いくら我々歯科医療従事者だけが頑張っても、患者様の歯ブラシができてなくては治るものも治りませんし、また歯周病が再発してしまいます。
患者様、歯科医師、歯科衛生士この3人がそれぞれ頑張っていきます!
初期治療終了後、一定期間を開けて再検査、再評価を行います。
そこで歯周ポケットの改善が見られればそこで治療は完了ですが、まだ歯周ポケットの残存が見られた場合、文献上(研究上)で歯周病が進行していくことが証明されているので
歯周外科に移行していきます。
ちょっとしたオペですね、、、、外科処置で歯茎を切ったりします、、、、いやですよね、、、、やはり歯周病はならないのが一番です、、、
話がそれましたが、歯周外科は主にふたつに別れます。
切除療法と歯周組織再生療法です。
ここでは簡単に説明すると、歯周ポケットを切ったり削ったりして無くしちゃうか(切除療法)、骨を特殊な薬で再生させるか(再生療法)です。
このへんもいつか詳しくお話ししたいと思います。
その後組織の治癒を待って、また再検査、再評価にいきます。
これの歯周ポケットの治り次第で、メンテナンスの考えかたが少し変わってきます。
この後仮歯の部分は最終的な被せ物へと変えていき治療は完了となります。
ここまでが簡単にまとめた歯周病の治療の流れになります。
歯周病の治療は部分的にやっていかなければいけないのと(ほとんどが保険が効いてるのでせっかくなら利用した方がいいと思いますので)、治癒の待ち期間があるのでどうしても治療期間と回数がかかってしまうのです。特に歯周病が重度の人は特に期間が伸びます。
なので、、、、前回のブログでも書いた通り、自分自身の歯周病を治したいという気持ちが本当に大事になってきます!!
おおば歯科としてもきていただいている患者様含め、坂戸付近から歯周病がなくなるように日々、全力を尽くしてスタッフ一同精進していきたいと思います。
最近テレビなどのメディアでも取り上げられることが多いので、気になるかたは1度当院にお越しください。