親知らずってなに？
こんにちは。勤務医の大場 優です。
今回はみなさん１度は聞いたことのある親知らずってなんだという内容です。
親知らずとは前からそれぞれ上下左右の８番目にある歯のことをいいます。
専門用語でいうと智歯という言い方をします。
この親知らずがなかなか厄介な存在でして、、、、
人によってはまず存在すらしていなかったり、生え方もさまざまで横向きに生えてたり斜めに生えている方もいます、、、、、
まっすぐに生えていて、特に何も症状ない方もいてそういう方はそんなに気にする必要もないのですが
問題点としては歯ブラシが物理的にしにくいということです！
そのために親知らず自体が虫歯になってしまったり、手前の７番目の歯が虫歯になってしまうことがあるのです。
そのためにやはり親知らずは抜歯という選択をとることが多いのです。
ただまっすぐに生えていれば抜歯を行うのにそこまで大変ではないのですが
横向きだったりすると、歯茎を切ったり骨を削ったり歯を分割したりといろんな困難が待ち受けています、、、、、、
想像するだけで痛そうですね、、
もちろん治療中は麻酔が効いているので痛みのないように配慮しています！
そして特にリスクとして大きいのが、下の歯の親知らずの場合、
親知らずが顎の下の方に走っている神経に近いこともあり、抜歯の際に
その神経を傷つけてしまうと唇やベロの麻痺のリスクがあります。
当院ではこういった難症例の抜歯も対応しています！そして麻痺のリスクを下げるために抜歯前には患者さんにご理解をいただければ、精密なCT撮影をさせていただき診断をさせていただきます。
もちろんやはり麻痺や、顔の腫れなどのリスクはありますのであらかじめ大学病院の口腔外科を紹介することも可能なので、
毎回そこはきちんと患者さんと相談させていただきます。
また親知らずを残しておくメリットも実はあります。
それはもし他の歯が虫歯等で抜歯をしなくてはいけなくなった時に
親知らずを移植することができるのです！
色々な条件は出てきますが、歯がなくなった部分に対しての治療の選択肢として
一つ残しておくと後々の治療に有効だと思います。
今回は親知らずに関して簡単な内容をお話しさせていただきました！
歯茎の中に隠れている場合もあったりするので、もし心配だったり気になっていたりする場合は１度ご相談だけでもきていただいて、レントゲンを撮ってみるといいと思います。
スタッフ一同お待ちしております。