お口は体の健康を作るところ!
こんにちは!勤務医の大場 優です。
今回は私も歯科治療に携わる身として、なぜ歯科治療、歯が大切なのかについて
お話しをしていきたいと思います。
人生を豊かにしていく、より楽しく生きていく上ではやはり全身が健康であること
が大切だと思います。それにプラスして高齢になっても美味しく食事を取ることで
より快適に過ごすことができます。
体が調子悪いのに歯だけ丈夫でもそれは意味があまりないと思われます、、、
やはり体が健康でいるためには、適度な運動なども大事ですがバランスの取れた食事という
のも大切です。その食事をとるためには自分の歯でご飯を噛むことができることが重要になってきます。
そこで今回は栄養のお話しをしていきたいと思います。当院で活躍していただいる
栄養士さんにもアドバイスをいただきながらブログを書かせていただきます。
まず食事を、自身の歯で噛み栄養を摂ることは大切で、歯の健康を維持していき
よく噛むことで唾液の分泌量が増し、自浄作用が高まり虫歯予防にもつながります。
ここで栄養の基本になる5大栄養素について
- タンパク質 体を作る
肉類、魚類、卵類、大豆製品、乳製品
- 脂質 エネルギー源
食用油、マヨネーズ、バター、肉類の脂、牛乳の脂肪、魚の脂
- 糖質 エネルギー源
炭水化物(お米、小麦粉、パン、、)砂糖、果物、蜂蜜、とうもろこし、ジャガイモ
- ビタミン 体の調子を整える
ビタミンA モロヘイヤ、ほうれん草、にんじん、トマトなどの緑黄色野菜
ビタミンE かぼちゃ、アーモンド
ビタミンC 柿、キウイフルーツ、ブロッコリー、キャベツ
- ミネラル 体の調子を整える
チーズ、牛乳、しじみ、アサリ、、
この5大栄養素は体の健康を作っていくにあたって欠かせないものになってきます。
これらを食事でバランスよく取っていくことが理想ですね!
ここで少し歯に焦点を絞ってお話しをしていきます。
実は歯を強くする栄養素というのもあるんです。それらを簡単に紹介していきます。
- カルシウム 歯の原料となります。体のカルシウムの99パーセントは歯と骨に含まれます。
- タンパク質 歯の土台(歯茎)を作ります。また体の成長や脳の発達にとても重要
- マグネシウム 歯を支える歯槽骨の構成成分であり、カルシウムの吸収を助けます。不足しますと歯茎の血流を悪化させ、炎症が起こりやすくなり歯周病の発症、悪化をさせます。大豆、アーモンド、海藻類、玄米に含まれます。
- ビタミンD 腸から吸収したカルシウムを歯や骨に送り込む働きがあり、カルシウムの利用を高めます。また歯の硬さに関係する栄養素です。魚介類、きのこ類等。
- ビタミンA エナメル質を作ります。不足すると歯の成長が遅れ、エナメル質の形成に障害が出ます。
- ビタミンC 歯の内部の象牙質を作ります。また健康な歯茎を作るのにも関わっています。歯周病により分解されるコラーゲン生成のために必須の栄養素です。傷の治りを早くするので抜歯や、インプラントあとのケアにもいいです!野菜、果物類、いもなど。
少し話がそれますが、外科処置(抜歯)をしたあとは、治りが悪くなるので硬いものや尖ったものは避けた方がいいです。
抜歯後は食欲がないという方もいらっしゃいますが、できるだけ食事は取った方がいいです。
傷口を治すには血流が必要になり、それには十分な栄養分がなければなりません。
野菜スープ、うどん、卵おかゆ、野菜雑炊、お茶漬け、シチューなどがおすすめみたいです。
ここで本題に戻りますが、やはりこういった栄養をとるためには自分の歯であることが大事です。そのために少しでもおおば歯科がみなさまのお力になれればと思い日々診療にあたっています。
また冒頭でも書きましたが、今回の栄養の関しての内容は当院のスタッフでもある栄養士さんが調べてくれました!すごい内容です!自分も知らないことがたくさんあり勉強になりました、、、、、
普段の診療もそうですが、やはり自分だけが頑張っても何もできません。スタッフの方々に支えられているので患者様に良い治療が提供できているなと改めて実感できました。感謝しかありません。
自分自身もこれからも精進し続け、この北坂戸の土地で地域の皆様の健康に携わっていきたいと思います。